東洋医学の事例

1.長引く犬の慢性鼻炎・逆くしゃみを東洋医学で改善

 

大学病院での精密検査を経て「慢性鼻炎」と診断され、さまざまな投薬治療でも改善が見られなかったパピヨンのSちゃんの症例です。

患者プロフィール・主訴

  • 患者: パピヨン(Sちゃん) 8歳 葛飾区

  • 主な症状: 半年前からのくしゃみ、逆くしゃみ、鼻づまり

  • これまでの経過: かかりつけ医にて3種類の抗生剤、ステロイド(内服・吸入)、去痰薬などを使用しましたが、症状のコントロールが困難でした。大学病院での精密検査の結果「慢性鼻炎」と診断されましたが、根本的な改善を求めて当院を受診されました。

当院の東洋医学的アプローチ

西洋医学的なアプローチで変化が見られない場合、東洋医学では「体質そのもののバランス」に注目します。Sちゃんには以下の診断と治療を行いました。

  • 「脾(ひ)」の調整: 軟便気味で消化器が弱かったため、まずはお腹を整えて呼吸器への悪影響を抑えました。

  • 「陰虚熱(いんきょねつ)」の緩和: 夜間の鼻詰まりを「体内の潤い不足による熱」と捉え、鎮静を図りました。

  • 「陽気(ようき)」の補充: 冷えによる症状悪化を防ぐため、鍼灸で体を温める力を高めました。

治療経過

  • 初期治療(1〜2ヶ月目): 最初の2回は1週間おきに来院。鍼灸施術と、状態に合わせたオーダーメイドの漢方薬を開始しました。

  • 中期〜維持期: 徐々にくしゃみの回数が減り、夜も眠れるようになったため、通院間隔を2週間に1回、1ヶ月に1回と空けていきました。

  • 現在: 治療開始から約3ヶ月で症状は大幅に改善。現在は4週間に1回のペースで、良好な体調を維持するためのメンテナンス(養生)を継続しています。

 

当ページは、飼い主様への適切な情報提供を目的としており、特定の治療法や医薬品を推奨・宣伝するものではありません。