子犬・子猫を飼い始めたら

お家に来て最初の1週間

お家に迎え入れたら、最初の1週間はしっかり様子を観察してあげましょう。

 

 新しい環境に慣れる間に体調を崩さないか、食欲や元気、排便、排尿などよく観察し、くしゃみや鼻水、咳などの症状がないか注意しましょう。

 

 いざ動物病院へ!

 

初年度のワクチンで来院する時は、次の用意をお願いします。

・ワンちゃん、ネコちゃんの誕生日
・ワクチン接種歴がわかるもの
・当日した便(採取できたら) 

 

 

混合ワクチン

 

 *生後16週齢以降に最終接種

(母親からの移行抗体がワクチン効果に影響するため)

 

*接種するワクチンの種類は、個々の「感染リスク」で判断

 

感染リスクとなる要因

・密になり他の子と接触する機会がある

(トリミング、ペットホテル、ドックランなど)

・感染リスクがある地域への移動、旅行

・多頭飼育

 

*ワクチン副反応の発生はまれですが、接種後は安静にお願いします。

 

接種後はその他の予防や食事、しつけ、避妊去勢手術などについてお話ししながら、副反応のチェックをしています。副反応対策のためにも午前中の来院をお勧めします。

 

 ・アナフィラキシーショック

   (接種直後〜30分前後)

 

 ・顔腫れ、痒み、下痢、嘔吐

   (接種後数時間から数日)

 

*生後20週齢以降で「抗体検査(ワクチチェック)を実施

 

体質的にワクチン効果が得られない個体「ノンレスポンダー」の確認も兼ねます。

 

 ☆狂犬病ワクチン(犬)

 

*狂犬病予防法で年に1回の接種が義務化されています。

 

*初年度の混合ワクチン終了後、1カ月以降で接種が可能。

 

*生涯一度の登録と、毎年の予防接種済票の発行が必要。

 

*荒川区保健所への手続き代行も行っています。

 

*万が一、人を噛んでしまった場合は保健所に連絡し、わんちゃんは動物病院で狂犬病鑑定を受けてください。

 

犬フィラリア症予防

 

蚊が媒介する寄生虫の病気の予防。心臓寄生により様々な症状を出します。

感染した場合の治療リスクが高いため、予防が大切になります。

   

 *投薬開始前には、フィラリア検査(少量の血液検査)が必要。

    

 *予防薬は月1回ですが、投薬後1ヶ月効果が持続するわけではありません。

投薬前1ヶ月分のフィラリア幼虫を毎月虫下しする駆虫薬です!

 

*都内の投薬期間は5月末~11月末

蚊が飛び始めた1ヶ月後から、蚊を見かけなくなって1ヶ月後まで。

 気温上昇が続くことで、蚊体内のフィラリア幼虫が感染力を持ちます。

 

*予防薬はおやつタイプ、スポット剤タイプ

ワンちゃんの味の好みや皮膚が敏感でないかなどで選択

 

*予防薬はフィラリア以外の効能がプラスされたものもあります。

ノミ、マダニ、消化管内寄生虫、ミミダニなど

 

 *猫が感染すると突然死や重度の呼吸器症状となるので猫も予防を推奨

 

 ☆ノミ・マダニ予防

 

ワンちゃんは散歩に行くようになったら、予防をスタート!

飼主さんが持ち込み感染する事例があり、散歩に行かないワンちゃん、ネコちゃんも注意が必要です。

 

 ☆避妊去勢手術

 

避妊去勢手術は、発情をなくし病気を予防する目的で行う手術です。一般的には生後6ヶ月を過ぎたら、初回発情前に手術と言われています。

 

しかし、成長過程での手術で性ホルモンの分泌が停止し、骨の成長点が早期に閉鎖。関節の病気が出やすくなるのでは?という報告があります。

 

また、メスのワンちゃんの乳腺腫瘍予防効果についても新しい知見があります。病理組織検査会社の報告によると、小型犬の多い日本では乳腺腫瘍の良性:悪性比率は6:4であり、悪性比率が高かったのは、避妊済みのワンちゃんだったというもの。

 

性ホルモンには骨や筋肉の成長、免疫力向上といった効果があるので、必ず避妊去勢手術をしなければいけないわけではありません。一方、手術をすることで確実に予防できる病気もあります。

 

手術のメリット、デメリット、タイミング、ワンちゃん、ネコちゃんの性格や健康状態も加味して検討しましょう!